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             二 点 間 の 距 離 を 求 め る 公 式 ( 2次元 、 3次元 )
    
  (x 1 ,y 1 ) 
 と (x 2 ,y 2 ) 
 を結ぶ線分の長さは、
  (x 1 −x 2 ) 2 +(y 1 −y 2 ) 2  − − − − − − − − − − − − − − − − − −  √  
  (x 1 ,y 1 ,z 1 ) 
 と (x 2 ,y 2 ,z 2 ) 
 を結ぶ線分の長さは、
  (x 1 −x 2 ) 2 +(y 1 −y 2 ) 2 +(z 1 −z 2 ) 2  − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − −  √  
 
    特に、点の片方が原点の場合をよく使います。その場合の公式は以下のようになります:
(x,y) 
 から原点までの距離は、
x 2 +y 2  − − − − − −  √  
(x,y,z) 
 から原点までの距離は、
x 2 +y 2 +z 2  − − − −   −  − − − − −     √   
         具体例
  例題1:xy 
 座標平面上で (3,4) 
 と (−2,0) 
 を結ぶ線分の長さ d 
 を求めよ。
 
解答
公式より、
d=(3−(−2)) 2 +(4−0) 2  − − − − − − − − − − − − − − − −    −  √ =25+16 − − − − − −  √ =41 − −  √  
  例題2:xyz 
 座標空間上で (1,0,−2) 
 と (3,4,5) 
 を結ぶ線分の長さ d 
 を求めよ。
 
解答
公式より、
d=(1−3) 2 +(0−4) 2 +(−2−5) 2  − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − −  √ =4+16+49 − − − − − − − − −  √  =69 − −  √  
 
             証明(二次元平面の場合)
     二次元座標平面上の2点 A(x 1 ,y 1 )   
 と B(x 2 ,y 2 ) 
 の距離を計算してみましょう
              
   
          図のように点 C 
 を置いて、直角三角形 ABC 
 を作ってみます。
AC 
 の長さは |x 1 −x 2 | 
 となります。
 (図では x 1 >x 2  
 なので AC 
 の長さは x 1 −x 2  
 ですが、
x 1 <x 2  
 の場合も一緒に扱うためには絶対値が必要です。)
また、同様に BC 
 の長さは |y 1 −y 2 | 
 となります。
よって、三平方の定理を使うと
AB=AC 2 +BC 2  − − − − − − − − − −  √ =(x 1 −x 2 ) 2 +(y 1 −y 2 ) 2  − −  − − − − − − − − − − − − − − − −    √  
となります。
                      証 明 ( 三次元空間の場合 )
     三次元座標空間上の2点 A(x 1 ,y 1 ,z 1 ) 
 と B(x 2 ,y 2 ,z 2 ) 
 の距離を計算してみましょう。
       各辺が座標軸に平行な直方体で、A,B 
 が頂点(のうちの2つ)になるようなものを作ってみます。
              
    
           平面の場合と同じ考え方により、3つの異なる方向の辺の長さはそれぞれ
|x 1 −x 2 |,|y 2 −y 2 |,|z 1 −z 2 | 
                          
                       となります。
            よって、直方体の対角線の長さを求める公式により、
 AB=(x 1 −x 2 ) 2 +(y 1 −y 2 ) 2 +(z 1 −z 2 ) 2  − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − −  √  
                  となります。